社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年11月12日

「まこの髪の毛をピーンてしてほしい」

今から家に帰るんですが、昨日娘がこんな事を言ってきました。

「パパー、パパの魔法で、まこの髪の毛をピーンてしてほしい」

うちの娘は5歳、保育園に通っています。

私の遺伝で髪の毛がくせ毛なんです。

そして、私はよくいろんなことをして驚かせていますので、娘と息子は私が魔法を使えると思っているんです。


女の子なのでどこも同じでしょうがませています。

かわいい服装やアクセサリー(おもちゃですが)は大好き、写真を撮るときのポーズなど、どこで覚えたのかというようなことをします。

そんななか、やはり髪の毛は直毛が良いと思ったんでしょうか。

私はとっさに「まこはこの先がくるんとなったオシャレな髪型がええんやんか!」と言いましたが私も20歳すぎまでは直毛に憧れました。

縮毛もストレートもあてたこともあります。

中学、高校の時などコンプレックスに感じたこともあるので、これから女の子なので余計に思うんだろうなと思います。

はっきり言って今、この年になればどうでもよく感じます。くせ毛だろうが、白髪だろうがハゲようが、そんなことよりも大切なものがありますし、目指しています。しかし、年頃の子はそんなことより鏡を見ます。

そして、もう一つ思いました。

よく父には言いにくかったので母に「俺もこんなくせ毛じゃなく、まっすぐが良かった」と言いましたが、それを言われた親はこんななんとも言えない複雑な感情になるのかと。

別にくせ毛が劣っていて、直毛が優れているわけではないんですが、娘には私のくせ毛が遺伝して申し訳ない気分でいっぱいになったのが正直な感想です。


何不自由なく産んでもらっているのにちょっと親に悪い事を言ったなと感じ、娘にもサラサラの髪の毛じゃなくちょっとごめんなと思った昨日の出来事でした。

娘は「早く魔法かけてー!」と二回、三回言っていました。そして、泣いているような素振りを見せたので心配すると「泣きまねでしたー!あははははははっ!」と息子と階段を勢いよく駆け下りていきました。

一階からは完全に別の話題、というより遊びをしている娘と息子のキャッキャという声がしていました。








posted by orangeknight at 21:59

2014年11月12日

一人前への近道

一人前になりたかったら親方の言う通りにしてみる。

アレンジはいらない、全く必要がない。

私は大工じゃないですけど、親方がカンナをどういうふうにひいているのかをよく観察し、同じようにしてみるがうまくできない。

それでも同じ早さで、同じ角度でやってみて、見よう見まねでやってみて、何度も何度もやっていたらある時一回だけシュルーと薄くきれいに削れるんではないかと思う。

仕事は全て共通していて、やり方を盗みみて、同じことを何度も何度も繰り返しいるうちに知らず知らずのうちに自分のものになっている、というのが普通ではないかと思います。

「素直とはなんでしょう。うちには素直な人が必要なんです。」と9月から新入社員の面接で必ず言っています。

「素直とは、物事を肯定的にとらえる能力のことです。」と私は説明しています。

そう、それがあればさっきのように入社してからも仕事を覚えるのが早いから。「そうなのか!そうしーよおっと!」というのが一人前になる最も近道であると私は思っています。

できている人のようになりたければ感性を同じくすることが大切であるとも思っています。

その人がしていることを同じようにするだけで、例えば掃除の仕方一つとってもそうであります。真似をしていると感性が似てきます。

同じようにすることが一番の近道。感性が似るから。真似は恥ずかしいと考えるのは二流であり、プロは恥ずかしかろうが、かっこわるかろうが結果を出せば良いものです。


一人前になりたければ言われた通りし、盗み、何度も何度もする。感性が似るよう真似をする。

簡単そうでなかなかできない。でも、簡単なことでしょ。


posted by orangeknight at 21:19
ページトップ