社長の日記「つみかさね」

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2012年05月26日

弟の結婚式

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弟の結婚式がありました。朝から神戸に行きまして、帰ってきたのは2時間ほど前でした。

先週のブログで書きましたが、エスタシオン・デ・神戸で挙式、披露宴をさせていただきました。

今まで、人並みに式にお呼びいただきましたが、弟のはやっぱり違いました。

結婚式で前に立っている弟、今は僕より背も高いんですが、僕にとっては小さい時からお兄ちゃん、お兄ちゃんとひっついてきた弟、唯一の兄弟ですし、かわいい弟が何か立派に見えましたし、ちゃんと自力で生きているんだなぁと思うとなんとも言えない気持ちになりました。

披露宴が始まり、皆さんもご経験がおありだと思うんですが、新郎新婦の産まれた時からの写真がスクリーンに音楽にのって次々に写し出されます。

僕は涙腺が弱いので、他人の披露宴でも本人やご両親に感情移入してしまい涙がこらえられなくなるんですが、スクリーンに写しだされるのが、小さい時の僕と弟、また両親が連発されるのでこらえられませんでした。

写真で撮られた前後の事も小さいながら断片的に覚えていて、30年近く前の事が昨日の事のように甦りました。

そして10代後半くらいからは僕の知らない弟の世界の写真がたくさん登場しました。

当たり前のことですが、いろんな事がありたくさんの方に助けていただいて生きてきた事に対してありがたいなと思いました。

新婦新婦の嬉しそうな顔を見て、是非幸せに、そして全力で生きてほしいなぁと思いました。

披露宴で僕の向かい、母の横に父が座っていました。2月から入院、手術とありまして、今日の式には医者はまず参加できないと断言していました。

父の病状説明には、当の父と母と、そして僕と弟が参加したんですが、それを質問し、そう答えられた時の父と弟の表情はしっかりと覚えています。

それから3ヶ月、病院関係者の皆さまのご尽力で術後の経過がことのほか良く、奇跡的に参加することができました。

父は会話はできなくなってしまったんですが、弟夫婦の晴れ姿を見てとても満足そうな笑顔をしていました。

最後にある花束贈呈、新婦のご両親、そして僕の親も二人並んでいました。

写真を撮るのに最前列に陣取っていたんですが、弟が父と母に自分が産まれた時の体重と同じ重量の米俵を渡しながら「ありがとう」と言っていました。

病院の説明を受ける部屋での件があっての、この「ありがとう」。

僕も、「ありがとう」と思いました。

本当にありがとうございました。
posted by orangeknight at 22:08

2012年05月25日

金額の大小で考えないこと

この時期、そして毎月月末になるといろんなものの請求書がきます。

税金から年間の工事保険から労働保険、水道代に電気代、みなさんの家計と同じで月末は出費がかさみます。

「いる出費」と「無駄な出費」ってありますよね。いわゆる必要経費とは違う観念の、かかってもよいお金や必要な無駄という考え方を含めたもの。

僕は多分僕を知っている人に聞くとケチではないと思われていると勝手にですが思っています。

基本的にお金は手段であり、目的だとは昔っから思っていませんので、自分にも他にも会社にもお金は使います。

ただ、「無駄な出費」にはお金は一円も使いたくありません。

うちの社員にもたくさん勘違いしている者がいるんですが、「いる出費」と「無駄な出費」は混在しますが、そこで大切なのは金額の大小ではないと僕は考えます。

例えば、もったいないから店に飾る花や観葉植物が枯れかけているのにおいておく。また、節約と考えておかない。

花や観葉植物は決して安いものではありません。花壇に植える花も一つは何百円でも数を買えばけっこうかかります。

観葉植物もちょっと立派なものを買うと数千円では足りません。

でも、それらが生き生きと咲いたり、緑色に輝いていると、見ていて和みますし、活気といいますか華やぎます。

無くても営業が困難になるような事はありませんが、無駄ではありません。

営業という観点で考えても、いつも綺麗ねと、店の前を通られお気付きになってくださる、未来のお客様もおられるわけで、いろんな相乗効果をうみます。

無駄なのは、例えばコピー機で紙を出す際、白黒でいいのにカラーで出力したり、車のシャンプーを使う量以上にバケツにじゃぶじゃぶ入れ、結局洗車に使わず大量にバケツに残った洗剤を捨てるような事(実際、うちの社員によく見かけますが)。

もったいなすぎますし、無駄以外の何でもありません。また、先見性という能力も判断できます。

紙がもったいないからと、受注した工事の一覧を出力せずメールのみで送るような事。

紙で張り出せばみんなの目につきますが、メールでは一部の事務しか見ません。

たかが、紙一枚で店舗の受注状況が全体で把握できず、士気が低下し、方向性が示せず大きく売上げを落とす要因となります。

メモ帳として、A4の真っ白なコピー用紙を使うのはありえませんが、受注状況を出力するA 4のコピー用紙を節約するのは愚の骨頂です。

最も、ガソリンの請求書を見ていると、毎回セルフで入れている者もいます。みんなにガソリンのカードを渡していますので、それが一覧となって明細としてきます。たいした金額の差ではないですし、僕は社員にそれを薦める気もないですが、その者の心意気は高く評価しています。

最後になりますが、いる事には10万円でも100万円でもお金をかければいいのです。

いらない事には1円でも、それ未満でもお金をかけてはいけないんです

金額の大小で判断せず、それがどういう意味をもたらすものか、という事までうちの社員には深く考えてほしいなと思います。
posted by orangeknight at 10:04

2012年05月24日

常連のお客様宅にて

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「あんたぁ、庭の草刈りを息子にしてくれ言うたら、わし、腰が最近痛いからできひん言うんや、ちょっとしてくれへんやろかぁ」と姫路の青山のお客様から電話がありました。

「あんたが見たら怒るもんが一つあるんやけど、玄関の横やし隠せへんから先に言うとくわ、へへへへへぇ」との事。

以前からお世話になっているお客様で、60歳の息子様との二人ぐらしのお宅です。

事あるごとにお呼びいただき、それこそ草刈りから水廻りまでいろいろ工事をさせていただいています。


赤穂店に行く前に、通り道なのでさっそくお伺いすると、玄関の横に写真のドアとは言い難いドアがついていました。

奥様に「息子様が作ったったんですか?」と聞くと「へへへへへぇ素人がしたみたいやろ」と笑われていました。

聞けば、通りすがりで、大工みたいな人が入ってきて、ここにドアを作ったるわと言われ、曖昧な返事をしていると作りだし、18万円請求され、なんやかんや言って帰らないから、払って帰ってもらったとの事。今どきまだそんな人がいるんですね。

奥様は「私もきちっと断らへんのが悪かったんや」と反省されていましたが、ちょっとダメだと思います。

同じ業種でご飯を食べている者として情けなく思いました。

実際、仕事もでたらめで、本職の大工が絶体しないような施工方法ですし、下手くそ。そして何より金額が法外ですよね。

材料と手間代をかんがえても2~3万円がいいところです。

人の良い方を騙すような事はだめですよね。百歩譲って、もう少し「本職の仕事」といえる施工をしないとダメです。

お金を頂く以上、プライドをもって仕事をし、金額にみあった施工をしてもらいたいものです。

うちだけではなく、まともにやっている大多数の同業者が同じような目で見られてしまいます。騙して儲けるというのは悲しいことですね。
posted by orangeknight at 18:29
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