社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2018年01月23日

浅田次郎氏の「おもかげ」を読みました

浅田次郎氏の「おもかげ」を読みました。

 
浅田次郎おもかげ

 
毎日新聞で昨年連載されていた作品らしいです。

 
前作の「ブラックオアホワイト」も以前に読みましたが、やはり浅田次郎氏の本は面白い。

 
話は主人公である竹脇正一が定年の送別会の帰り道、地下鉄の車内で意識を失い、病院に運ばれ集中治療室に入っているところから始まります。

 
そこにお見舞いにくる人たちと主人公の関係性が極めて普通なところが、それと対極にある主人公の幾つかの旅(本人は集中治療室で寝ているので意識の中での旅)を際立たせる。

 
タイトルである「おもかげ」。最後にそういうことだったのかと何度も何度も思った。

 
最後の10ページくらい「そうか、そうか」と涙がポロポロポロポロ落ちました。

 
普通の家庭に生まれ、普通に両親に育ててもらった私みたいな人間には到底わからない赤ちゃんの時のその忘れたはずの一片の記憶。

 
読み終えた時の一番率直な感想は「こんな文章が書けたらいいなぁ」でした。

あたりまえかもわかりませんが「こんな本、書けないな」と本当に思いましたし、才能が羨ましいなぁと感じました。欲しいくらい、それくらい良かった。

 
これも感じた。ありがとうという言葉を我々はそう思って普段から発しているが、孤児院育ちの主人公は「ありがとうと言わなけば生きていけなかった」と書いていた。

 
想像するにそうであると思いますし、それを言う当事者を眺め、満足感を感じる自分という人間がいると感じました。

そのひと言は確かに当事者に私もなれば、生きていくためにありがとうを連呼したであろうし、それを言わなくても生きていける立場になれば、その言葉が苦手になるだろうとも思いました。

 
 
素晴らしい一冊でしたし、やはり浅田次郎氏の本は特に好きだと思いました。

 
「おもかげ」そういう意味だったのかぁとしみじみ感じました。

 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 22:35

2018年01月23日

姫路市野里にて、台所と居間などのリフォームを着工

姫路市野里にて台所と居間、その横の和室のリフォーム工事の着工に伺っています。

 
台所リフォーム

 
台所リフォーム

 
台所リフォーム

 
台所リフォーム

 
台所と居間の間の壁を撤去し、一つの広いリビングダイニングにさせていただきます。

 
キッチンも対面へと入れ替えます。Panasonicのラクシーナを採用いただきました。

 
約40年使われたキッチン。よく頑張ったのですがもうクタクタです。

これで毎日の料理が一層快適になったと感じていただければ嬉しいです。

 
居間は今までのご生活が、フローリングの上にカーペットを敷かれてコタツでしたので、今回 畳を提案いたしました。

 
温かくなるでしょうし、絶対的な柔らかさが違います。椅子ではなく、床に座って生活されるんでしたら私は畳がベストだと思います。

今回は半畳の縁の無いダイケン畳をオススメしました。

これで畳でもスマートな雰囲気になるでしょう。

 
工期は約3週間。

 
窓も全て新しくしますし、断熱をしっかりとすることによって、こんなに温かくなるのかと、まず感じていただくのが楽しみです。

 
 
昨日までの旅行がウソのようですねと現場で話しながら着工させていただきました。

 
 
 
 
posted by orangeknight at 10:58
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