社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2012年11月08日

資本主義は大変なもの

今月の弊社五周年祭「スーパーシカコレ」のチラシはすごい反響をいただけています。

それとともになんですが、同業他社さんからもいつも以上に(笑)反響があるらしいです。


皆様、メーカー各社に「なんでシカマ工務店はあんな値段で販売しとんや!」とか、「チラシのあの表現はメーカーの力でなんとかさせろ」などと言う同業他社さん、けっこういるんですよ。

そもそも、今回のかなり頑張った値段は一部はうちが赤字でやっているもの。

五年間の地域の皆様への感謝の気持ちで、100万円の商品が40万円で入荷するところを自腹5万円で35万円でご提供している話です。

極端に言えば100万円の商品をうちが99万円負担して、1万円でご提供するのも自由ではないでしょうか?

メーカーもそんな事を言ってこられたら困ると思いますし、同業他社の皆さんへは一応言っておきますが、うちへの卸値はそんなに変わらないと思いますよ。

たしかに、メーカーや問屋の皆さんは本当にうちに対して良くしてくれますし、とても仕事をしやすい環境を作ってくれています。

協力業者の皆さんなくして今のシカマ工務店にはなっていませんし心から感謝しています。

ただ、値段だけで売っているんではないということは理解してほしいですね。

また、「客」というものをを馬鹿にしています。

口だけ「お客様」と呼んでいてもダメなんです。心で思わないと呼ぶ価値もないですし、お客様は、特にうちのお客様は金額だけで決められている方はいませんし、そんな単純な「生き物」ではありません。


僕が今読んでいる本「現実を視よ」、ファーストリテイリング(ユニクロです)代表取締役会長兼社長の柳井正氏の著書なんですが、非常に勉強になることを書かれています。

例えば、「資本主義の精神とはなんだろう。さまざまな定義ができる言葉だが、私はそれを成長を目指して自ら事業を起こし、社会をよりよい方向に変えていくことだと考えている」とある。

また、「資本主義の精神を忘れていくなかで、この国にはいつのまにか、お金は稼ぐものではなく、貰うもの、という意識が蔓延してしまった」などと、ここでは資本主義についてだけ取り上げましたが、この国を心から想っているのが感じられる本です。

まず、次元の低い抗議をされる同業他社さんには資本主義というものを今一度学ばれたしと思います。

うちも全社員必死で生きていくために頑張っています。

世の中そんなに甘くありません。一年後にどうなっているかなんか予想できないのが事実です。

うちも精一杯頑張りますので、同業として頑張ってほしいと思います。








posted by orangeknight at 17:32
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