ソフトバンクの社長室長だった嶋聡氏が書かれた本です。
久しぶりに単純におもしろく、ワクワクする本でした。いや、最高に楽しかったです。
本書ではソフトバンクがボーダフォンを買収するくだりから始まり、乾坤一擲と表現されたあのホワイトプラン、そして白戸家のコマーシャル。
「へー、ソフトバンクにしたらソフトバンク同士の通話は無料なんだって」と私たちが数年前に言っていた源泉ではこんな事があったんだなと。
電波を管轄する国や総務省、そしてNTTとの戦い、東日本大震災を受けての動きや自然エネルギーへの挑戦。
孫さんはやっぱり私欲のためではなく、大義があり、国のためを考えて動かれているんだなぁと一層ファンになります。
最後はスプリントの買収です。カッコイイなと純粋に思いました。
この本を読んで、ソフトバンクにおける社長室長というポストの重要性をとても感じました。
いくら天才的な経営者でも全てがパーフェクトなはずはない、本書では社長室長の嶋さんは孫社長が苦手とする政治や裏工作、理詰めという点を見事にカバーし、孫さんもそれを素直に認め力をかりている。
そして、嶋さんは孫さんのことが本当に好きなんだなぁと感じた。
何回も「この人のためならと思う」と書かれていました。
いろいろすごい人なんだろうけど、人間的に魅力があるんでしょうね。
8年前はまだベンチャーの雰囲気が抜けないヤンチャな会社だったと書かれていた。そして、今は少し大人の会社になったらしい。
このヤンチャという表現は伸びてきた会社の昔を振り返る表現として多くの著者が使う表現であります。
何か親しみを感じる一方、変化変化でぐんぐん成長したんだろうなぁと思いました。
詳しく書いてくれてはいますが、まだまだそれはいろんな事が起こり、いろんな困難があったと思います。
しかし、それを乗り越えて結果を出したソフトバンクという会社。
こんな素晴らしい社長室長がいてくれるのは孫さんの器が大きいからなんでしょうね。
トップが素晴らしいとそれに伴った人達が集まってくるし育ってくる。
やはり、人は宝ですね。
この本を読んでとても刺激をいただきました。最高に面白かったです。
うちの会社の者にもぜひ読んでほしいと思いました。
私ももっともっと頑張るので、熱く会社をこうやって一緒に創っていきたいなぁと思いました。
夢がありますねぇ!



