私は10年以上前に一度見せていただいたことがありますが、進化したことも多々あるでしょうし、その後に訪れます今年リニューアルされたINAXミュージアムもとても楽しみです。
みんなLIXILのトイレがこうやって作られているんだと感動することでしょう。
なんと言っても、便器は陶器、焼き物ですから、粘土の状態を焼くと縮みます。縮んだときのサイズを計算してのこれかぁと、まだ粘土の便器を眺めるととても興味深く感じたものです。
そのトークは、それから以降、お客様のところで何回も話しましたから、今もこうやって語れます。
ところで、明日行くLIXILの愛知工場はジャパンですから、安全や健康の対策はしっかりされていることでしょう。
私が先月行きましたベトナムのLIXILの工場はまだまだすごかったですよ。


工場室内の写真はありませんが、焼きの工程は手が届くような距離でしたし、何より一番は便器に釉薬を吹き付けしているんですが、それを人の手でやっています。
上手いもので、片手でプシューっと適当に吹いているように見えて、とても良い感じに塗り上げています。ただ、日本では考えられないのが、部屋がその釉薬のスプレーで白くよどみ、臭いがすごいんです。
工場で働いているベトナム人たちはマスクのみでサクサクやっていましたし、見学の我々は何もなしでしたから、いっぱい釉薬を吸い込みました。
それ自体は、そうやって現地を味わうのが好きなので全然良いんですが、昔の日本もこうだったんだろうなぁと推察できますし、それが時代が流れ、明日伺う愛知県の工場の今になっていったんでしょうね。
楽しみですし、丸々一日かけての行事ですから、今後にとってより有意義なものになりますようにと思っております。
関係者の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。




