社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2021年02月08日

保育園の記憶

あなたは今、あなたが保育園や幼稚園に通っていた頃の記憶がありますか。

 
記憶があるならどんなことを覚えていますか。

 
私の保育園の記憶。

それは「へびの部屋」と塩味の小さなおにぎり、そしてプール。

 
他はほぼない。

 
「へびの部屋」は悪いことをしたら窓から外に出されたんです。

保育園の裏はすぐ山で、窓からすぐ外は草木が生えていてすぐに山、小さい子にはすごく恐怖な空間だった。

 
おにぎりは昼ごはん。

私は昼ごはんがあまり食べられなく、塩味の俵型の小さなおにぎりを二つ、母に作ってもらい持って行っていた。

ただの小さな二つのおにぎりも食べるのに苦労した。

 
あの冷めた米と塩の味は今でも鮮明に覚えている。

 
あとはプール。

初めて入ったプール。プールといっても大きな空気で膨らませたプール。

 
水が怖くてしかたがなかった。

顔をつけることが出来なかった。

 
それなのに石橋という女の先生(彼女も当時20代で若かったのだろう)に頭を押さえされ、水の中に顔を埋められた。

 
それ以来冷たい水が恐怖になり、泳げるようにはならなかった。

 
今でも年柄年中お湯で顔を洗うのはそのせいだ。

はっきりと覚えている。

 
あのときはそれが大きな大きな出来事だった。

人生は其の瞬間瞬間のくりかえし。

 
あの経験はもうしない。一生。

 
人の一生って刹那刹那の積み重ねですね。

 
保育園の記憶でした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 22:26
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