少し前、1〜2年くらい前までは「自分で考えてやろう」ということを会社でよく提唱していた。
「これからはもっと自分で考えてやらないと、AIにいろんな仕事を取られてしまう」というふうに。
もちろんこの考え方は今でも正しいと思っている。
しかし、現在はこれを少し修正している。
なぜなら、自分で考えてやるのが苦手な人に対し、これを執拗に言っても生産性は上がらないことが体験として分かったから。
当初は、なんでやねんと口にもしたし、自問自答した。イライラした。今もするが。
でも、自分で考えるのは考えるが、それをアクションに繋げることへの速度には絶対的に個人差があるようだ。
物事において、より結果を出そうと思ったら、考えて、すぐに行動することなのだが、それが不得意な人もいる。
そんな人の思考は「これで合っているんだろうか、いや、こっちの方がいいかな、どうしよう」というものだ。
まぁ、これからもそれがセオリーであるから、口酸っぱく早く行動に移そうとは言うが、不得意な人には、そこを重視しないようにしたいものだと考えている。
みんな適性というものがあり、型にはめてあげたらそれをきちんと全うしてくれる人もいる。
私はそんな人をやや否定しすぎていたなと思う面もあり、そういうのも大切にはしたいなと。
誰も見ていないのに、コインランドリーの掃除を一所懸命にやってくれる人がいる。パソコンのカメラを付けるとゴシゴシとやっている。ありがたいなぁと感じる。
現場の片付けとか、イベントの準備とか、またチラシのポスティングとか、そう、そういうごまかそうと思ったら手を抜けることに対してきちんとしてくれる人も大切だよなと。
そんな人に、AIに負けるぞというよりは、私が最高の支持や依頼を出し、それを確実にやってもらったらいいよなと。
そんなふうに思っている。
自分で考えるっていうことは非常に大切であるが、それは10代で育むものか。20代くらいまでかな。性格もある。
それ以上の歳の人には、それを数ヶ月求めてみて、違うなと感じたらボスが最高の動きを支持し、させることだ。
そうすると、そんな人たちは自分で考えてアクションを起こしている人以上に、結果を出すようになる可能性は大いにあるだろう。
posted by orangeknight at 10:22