社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年10月03日

世の中を良くするためには!

「世の中を少しでも良くするのはどういうふうにしたらよいか」

ある従業員が聞いてきた。

私が「会社をしている目的は、生きている目的は、世の中を少しでも良くするためだ」と言ったからです。「この世の中を例えばこのめいいっぱい広げた両手で表現すると、右手のほうがプラス、そして左手のほうがマイナス。真ん中が世の中の現状だとすると、オレンジナイトがあることでほんの少しでも右手の側に世の中を振って、役割を全うしたい」と言ったからだと思います。

会社を大きくしたいのは「その振り幅を今の規模だと右に例えば0,0001ミリかもしれないが、規模が大きくなると大きなことができるので、影響力が高まるので、右手のほうに0,01ミリとより大きく振れる、だからです」と話ました。


まず会社で、世の中をよくするための一番の活動は通常の社業でしょう。

我々の業種ですと、ほとんどの方が人生で一度しか買わない家というものに触れます。

このような大切なものを触るのは人生でお客様にとってそんなに頻繁にあることではありません。

去年リフォームしたトイレを今年も「もう一丁!」とおっしゃるお客様はまずおられません。

だからこそ、まずは我々の社業であるお住まいのリフォームを喜びとともに提供することで、この世の中が良くなったと言えるのではないかと言いましたし、常にそう思っています。

人を幸せな気持ちにさせるということ自体が立派な社会活動だと思います。

ですから、そもそも毎日誇りをもって取り組ませていただくことが大切で、仕事そのものがその目的を果たそうとしているのだと思います。


どんな事でもそう思います。

例えば、道に落ちているタバコの吸い殻を拾ってきちんと捨てるという行為が世の中にとってプラスでしょう。

先ほどの両手のくだりではそのタバコの吸い殻を拾うという事で、右手の方に0,0000000001ミリ振れたのは間違いありません。

だから、我々は自分がタバコを吸った時、道路に投げ捨ててはいけないのです。

その行為が世の中をマイナスにし、左手の側に0,0000000001ミリ振ってしまうことになるのです。

毎日毎日のつみかさねで、マイナスな行動もしてしまいますが、私は絶対にプラスで終わる、それも多くのプラスで終わる人生にしたいですし、未来を創るこの世の中の子どもたちに残していってあげないといけないと思います。

何でも良いと思っています。

人への接し方でも、思いやりや優しさがプラスですし、恨みや憎みの気持ちがマイナス。仲良くすれば右側に少々、許してあげれば右側に少々。私はいつもそう思っています。

これから先どのような運命があるのかわかりませんが、私はそういうために生きていると一生想って生きていくと決めています。

大きな困難がやってきても必ずそういう気持ちを持ち続けて生きていくと決めています。















posted by orangeknight at 14:16

2014年10月01日

10月を迎え

おはようございます!10月のスタートですね。

10月と言えばオレンジナイトは決算なんです。

今回で7回目、今年もまず決算を迎えられることに感謝です。

毎日不自由なく暮らせ、ご飯も好きなだけ食べられ、当然のように命の危険がないという「当たり前」に感じているこの日常も、よくよく考えれば幸せな環境に生かせてもらっています。

思えば7年前の今頃は、たしかもう事務所の工事は仕上がり間近だったと思います。

スズキのアルトを新車で2台、軽トラを中古で1台買いました。

電話やコピーをリース契約しました。仕方がわからなかったので、電話帳で調べNTTに問い合わせしたら、今もうちの担当をして下さっているNTTの清水さんが「どうも〜」と来られました。

机やイスをインターネットの業者から買いました。

当初買ったイスは青色だったんですが、3千円くらいの安物でしたので、しばらく使っていると背もたれに従業員がもたれると次々バキッと折れてしまいました。よく「大事に使え!」と怒ったものです。笑

平本と一緒に電話帳をコピーし、中古のゼンリンの地図を並べ、近所のラムーで昼ごはんに馬鹿デカイいなり寿司をよく買いました。

制服を作ろうと通りぞいにあった作業着屋さんに飛び込みで入り、最初に10着、胸に当時の「シカマ工務店」と刺繍を入れてもらいました。今でもうちの制服は全てお願いしています。

パソコンがいるなと今のエディオン、ミドリ電化に行きました。

今考えると無知だったもので、必要のない機能が入っていたり、容量が極度に少なかったりとみんなに迷惑をかけました。

鉛筆一本からコピー用紙、ほうきにコップ、ゴミ袋からいろんなものを買いにホームセンターには日参していました。

棚がいるなと思い、夜に家で作っていました。

一つはつぶれましたが、もう一つは今でも姫路本店の2階で使っています。

写真 のコピー.JPG

釘で作っているのでグラグラです。笑。白いペンキも自分で塗ったんですよ。

当時はハイツに住んでいましたので、ご近所は何を夜にカンカンしよんやと思われたに違いありません。


少し涼しくなってくると、あの時の高揚感、そして不安な気持ちを感じたあの景色を思い出します。

昼間は準備に忙しく、またついてきてくれる平本がいるので元気モリモリ強気一辺倒でしたが、毎朝早くに目が覚めました。

今となれば良い想い出と経験、今だから言えますが「ちょっと怖かったです」。

お金も全て使い切り、もう逃げ場はなくさっきの元気モリモリとは違い、リスクモリモリでした。笑


今はまだまだ途中で、これから10周年、15周年と一歩一歩つみかさねていきますが、私は幸せです。

こうやってまた決算月を迎えられ、集まってくれている従業員みんなと共に仕事ができ、毎日いろんなことがありますがそれも会社があるからです。

10月がくるといつもそんなことを思い出します。

無事に今月を迎えさせていただきお客様をはじめ、全ても物事に感謝です。そして、ただの一度も不安や不満、こうしたほうが、などと意見をしないでいてくれ、やりたいようにさせてくれる妻にも感謝しています。


posted by orangeknight at 10:45

2014年09月27日

建設的な報告が大切

たまたまでしょうか、この一週間で4件もこんなことがありました。

それは

「社長、Aさんからこんな事を聞いたんですが、ほんまでっか?」

「Bさんから聞いたけど、Cさんがワシのことを〇〇だと言っているらしいが!」

「Dさんから聞きました。ただ、Dさんの話も裏をとってないから100%正しいとは思いませんが、EさんがGさんのことを〇〇だと言っているようです」

「Fさんが言っているんですが、社長のこの方針は〇〇の意図があるらしいと…」


世の中全てかもわかりませんが、みんな詮索や人の話が好きです。笑

全部に共通しているのが「発信している人の直接の言葉ではないものを、第三者がそれに変わり伝えている」ということです。

今回、注目したいのはこの第三者であります。

例えば、この第三者がある人の絶対的なブレーンであり、彼、彼女はその人には絶対に正確な報告をしてくれるような場合は除き、誰に対しても聞いたことを報告するような人はちょっと改心したほうがよいのではと思われます。

なぜなら、その情報が正しかろうが、屈折したものであろうが、ましてや根も葉もないものであろうが、たいていの人は「誰々がこんなことを言っているよ」と聞かされたら心が動揺するからです。

ましてや、それはほとんどが悪いほうに動揺します。良い噂はながれにくいからです。

してほしいのは、例えばある営業が新人に「昨日、店長がおまえは見込みがあるって言われよったで!よかったな!」という会話。

これを聞いた新人はモチベーションが上がります。「えーほんとですか!ますますがんばります!」となります。

これは別に無かった話を作ってもいいことだと思いますし、それが嘘も方便ということです。

これとは反対の、聞いて相手がモチベーションを下げたり、憤慨したりするようなことはあえて報告する必要はありません。

それを言っておかないと組織の存亡に関わるようなことは言ってもらわないと困りますが、それを聞いた所でどうしようもなく、ただ気分が悪くなるようなことを「こんなことを言っていたよ」と言ってくる人はどこでも同じような事を言っていますから、信用してはいけない人なのです。

本当に信用できるのは肝心なことはきちんと伝え、それ以外はその後の波紋も考え、余計なことを言ってくる人を諭す人、そして聞いた話を自分の腹の中でとめている人。

いつも会社で言っていますが、子どもが「パパー、誰々ちゃんがバカって言ってきたー」と聞いたお父さんが「何ー!バカとは何事じゃ!あいつめー!」と反応していたら親失格ですし、「パパー、誰々ちゃんのお母さんがうちのママのことを化粧が濃いって言いようらしいよ!」と聞いたお父さんが「ママ!誰々ちゃんのお母さんが、お前のことを化粧がいつも濃い!」って言っているらしいぞ、と報告しても何も生まれないでしょう。

正しいのは「バカって言われるからにはお前も何かしたんじゃないか?」と丁寧に諭すことであり、化粧のくだりは「そんなことは言ってないと思うよ(笑)」と話し、妻にはそんなことを伝えないということです。


聞いた側も絶対に片方だけの話を聞いて「判決を下さず」どちらの話も聞いてみないとだめですよね。

事実でないことで心が動揺するのも馬鹿らしいですし、そういうふうな物の判断基準をもった人間にはそういうふうなつまらない類いの話は入ってこないものでしょう。

伝える人は動揺する相手だから報告します。

泰然自若とならなければいけません。公平な判断ができなければいけません。相手のことを考え、みんなが行動したら、こんな話がたまたまかもしれませんが一週間で4件も私の耳に入ることはありませんよね。


私筆頭にオレンジナイトに関係する人々は、まだまだまだまだ成長していかねばなりません。

いらない報告をせず、社内で今年取り組んでいる「途中連絡」これをきちんとお客様、業者各位、職人各位そして上司、同僚、部下にきちんとしてほしいものですし、私も尚一層意識していきます。

建設的な報告が大切ですよね。


















posted by orangeknight at 10:47
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