社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年04月28日

「すぐにする」ということの大切さ

「すぐにする」ということは人の評価を大きく二分する行為だと思います。

工事をさせていただいていたら、必ずお客様に何らかのご質問や要望をいただきます。

僕が担当していてよくあるので、うちの会社のみんながあるだろうと思っています。

例えば追加工事の見積もり依頼をいただけた。

その日のうちに提出することで受注への意欲と感謝の意思表示になると思います。

その気持ちを本当に持っていたり、きちんと伝えたければすぐにしないといけないと僕は思います。


お客様に感動していただけるのは「期待以上や予想外のことが起こったとき」のみであると極論できます。

我々のサービスであるReformにおいても、いくら100万円をかけた演出をしても、それがそのお客様の想像通りでは感動はいただけないでしょうし、例え1000円のお花でも、工事が仕上った玄関に飾らせていただくだけで笑顔になっていただけます。

話は少しそれましたが、「すぐにする」ということはお客様からの評価、ひいては社内や協力業者や取引先からの評価をいただけるかいただけないかを決定するくらいの要因であることを理解しなければならない。

お客様に「あの担当に言ってもすぐに動かないから」とか職人に「彼は返事は良いが行動が遅い」というイメージを持たれてしまったらそれを回復するのにしばらくの精進が必要であります。

そうではなく「あの担当はすぐに対応してくれる」「忙しいなかうちのことを優先にしてくれる」また職人が「彼に発注を要請しているから明日には届くはずだ」とイメージしてもらえたらどれだけ仕事がスムーズにいくでしょう。

誰しもがそんな簡単なことは理解できていると思うのですが、実践は完全ではないのが実情だと思います。

社内で仕事や用事を頼むときはリミットも同様に伝えます。

もちろんそれに間に合えばよいのですが、その内容を考え、この内容であればすぐに情報があったほうが助かるだろうな、と感じてくれる者は優秀だと思いますし、リミットだけに固執する者はもうひといきだと感じます。

それがお客様や対外的なところで出なかったらよいと願います。

注意や間違いを指摘したときの反応も重要です。

僕も昔、23歳のとき上司にかなりきつく注意されたので以後絶対にしていないんですが、間違ったことを今修正せずに「すみません、次からそのようにします」という反応。これは最低です。

つまらないことでした。今でも鮮明に覚えていますが「営業車の並べる順番について」指摘を受けたんです。僕の乗っていた車の停める位置がそこではなくもう数台隣だという指摘でした。

僕はもうしばらくしたらまた外に出るからという甘い想いがあったと思いますが「すみません、次から気をつけます」と言ったと思います。

その時に「なぜ、次からだ。今すればいいだろう!すぐにしろ!」と叱られました。

今思えばその通りです。後で、とか次からというのは理解したという意思表示とすみませんという謝意が無いということです。

また、認識が甘いということや、拡大解釈されるとすぐにしないということは、何な不服があるのかというように伝わってもしょうがないくらいの動きです。

以後、今すぐ修正できることはお客様に対してでも社内でもすぐにするようにしています。

確かに「すぐにする」ということでいろんな肯定的な意思表示となります。

後回しや「次から」ということで相手方への心証は非常に悪いものとなり、結果、冒頭で書きましたが評価を二分されてしまうようなことになりえます。


お客様からや社内から、そしていろんなところで信用や仕事を集めたければ「すぐにする」ことが重要です。すぐにするということが理解できている人の元へはいろいろなものが、すぐにしない人と比べ数倍、数十倍、格段に集まってくるんだろうと思います。


結果は大きく分かれますが、その源は僅かな差である、ということこの世にたくさんありますよね。












posted by orangeknight at 11:33

2014年04月26日

大きい勝負ができるようになりたい

大きい勝負をできるようになるにはどうすればよいのか。

最近これをよく思います。

僕は自分で自分の性格の特性を理解しているつもりではありますが、その中の一つに「びびり」という特徴を認識しています。

こんな感覚の方は世の中にたくさんおられると思いますが、毎日びびっています。笑

これは冗談でもなんでもなく、半年後の自分、一年後や五年後の自分が楽しみではもちろんありますが、その裏には全てを失っている自分がよぎり、恐怖心でいっぱいというわけではないんですがリスキーな感覚を感じます。胸の奥には常に何かがあります。笑

最も、心が弱っているわけでもなく、むしろ充実し、30代で勝負をかけてやろうと意気込んではいるんです。

その上で堅実すぎる自分がはがゆくなることが多々あります。

よく「すごいですね」と言われますが、自分では全く何も思いませんし、達成感などこれっぽっちもありません。

むしろ、すごい人はいくらでもいるし、確実な勝機を見出したうえで、大胆な勝負をもっともっとかけている人たちみたいになるには何が足らないのだろうと考えます。

性格などそれに必要なものがあるなら後天的な要素のものなどはガラッと変えるくらいの気概はあります。

このびびりの性格も危険予知能力という機能として残しておかないといけないとは思いますし、博打ではないので勝つ事もあれば負ける事もあるではいけないとも考えます。ついてきてくれている人、またそのご家族のこともあるので無茶はしません。

しかし、負ける事を恐れている面が大きいのかな、と自分で分析してます。

もっとクールに「負けたら切ればよい」の判断ができなければいけないのでしょうし、いや、負ける事があってもよいがそこからの動きを重視しないといけないんでしょうね。


もっと大きい勝負がしたい。自分に足らないものを補い、成長し、今のこじんまりした自分を脱却するよう努力が必要だと感じています。













posted by orangeknight at 11:34

2014年04月23日

「夜は8時に全員が帰る」スタート

オレンジナイトは来月からまたいろいろな進化をとげます。

その一つが「夜は8時に全員が帰る」というもの。

その時間の帰宅は当たり前ではないか、というようなお声も聞こえてきそうですが、営業の世界では、またその中でも建築関係の営業の世界では夜の8時に帰宅というのは早いんです。

現在は10時、夜なので22時に閉めています。もちろんその時間前でも終礼が終われば自由に帰宅していいんですが、事務処理やお見積もり、お客様のおうちのプランなどを練っていると自然とすぐに時間が経ってしまいます。

今の「22時には全員が帰る」と決めるまでは最後の人が帰るのが日が変わるのは日常茶飯事でしたし、少なくとも僕にとっては普通でした。

僕が以前勤めていた会社でもそうでしたし、そこでは遅いときなどは夜中の1時に会議が始まっていましたし、僕も始めていました。笑

創業してからも、オレンジナイトの前身であるシカマ工務店時代、よそと同じようにやっていて新興の会社が生き残れるはずもないという考え方が根底にありましたし、無理していたのでもなく普通に遅くまでみんながみんな残っていました。感謝しています。

しかし、そういうふうな働き方も長期スパンではなかなか負担がかかるのと、一日の使い方をもっと密度の濃いものにしたら我々の仕事だと計算上22時には強制的に閉めてもいける、と判断し今に至っています。

そして、赤穂店で数ヶ月前からモデルケースとして試しているんですが、営業活動の手法を一部変更し、準備などの時間の負担を軽減させることにより売上を落とさず、あと2時間短縮できないかと20時に強制的に事務所を閉めることを導入してみましたところ赤穂店ではうまくいっています。

赤穂店の店長の東がよく会社の方針を理解し考えてくれ、他のみんながそれに躊躇無くのってくれているのが成功している要因の一つであり、無理もしてくれていると思いますがうまくいったので他の店、そして新店舗の太子店にも導入を決めました。


僕は大企業以外は労働時間、例えば8時間労働に固執していたらやっていけないと考えています。

少なくとも僕個人が他の方が一日8時間働くところを、朝の7時から夜の12時までの計17時間働いてきたことにより、単純に他の方の一年が僕にとっては二年分、ましてや休みなく働いたことにより他の方の一年は僕にとっては三倍の三年という認識でおりましたし、実力の無い僕が人一倍働くのは至極当然であると思っていましたし思っています。

しかし、オレンジナイトの目指す方向性を考えると、そのような一部の人たちにしか通用しないような働き方では大きくなれませんし、給与でもそうなんですが、全てにおいて成果重視一辺倒だと働く人が短期志向になってしまいます。

僕はこれからも勝負をかけますし、うちの人間にはこれからの人生の一部をもらおうと思っています。みんなの力が必要です。

そして、その中で毎日一緒に戦ってくれている会社のみんなが長くそして幸せに勤めてほしいと心から思っています。

そのためには朝一から全力で働き、昼の間に密度の濃い仕事をし、夜は遅くとも20時には会社を出て、家族サービスするも良し、遊びに行くも良し、本を読んだり、勉強したり、趣味をしたりいろんなことをする時間も持ち、健康にまた次の日朝から全力で働けるようにして、朝笑顔でおはようございますと出社できる環境を目指す。

女子社員が結婚しても普通にこれる会社、子どもがいても楽しくこれる会社、やはり、考え方をよく理解してくれ頑張ってくれる人間は結婚しても子育てしても僕は来てほしいし、そういう会社を目指したい。

また、今時結婚が全てではないですし、今時普通な女手一つで子どもを育てている人たちもいますし、これからいろんな人々が仲間に加わる。そういったみんなが自分の力で普通に生活できていく会社を創りたい。

オレンジナイトで働く人が考え方や会社の方針ではなく、労働条件によって続けるのが困難となりうる状況は打破したいと考えています。

今はまだまだ理想が多くをしめていますが、でも僕がまず想わないと絶対にそうはなりません。

しばらくしたら必ずそういう会社になっていると思いますし、そうしていきます。


まずはその序章として、帰宅が遅くなりがちな営業職や企画や管理的な部門も含め全てにおいて、来月から「夜は8時に全員が帰る」ことを始めます。

必ずこの課題は成功させます。オレンジナイトをそういう会社にもしたいんです。












posted by orangeknight at 19:28
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