社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年02月20日

自ら燃えてほしい

普段から京セラの稲盛さんの書かれた本をバイブルにしています。

その中の一コマをご紹介させて下さい。

「自ら燃える」ということを説かれています。


「ものには、他からエネルギーを受けて燃えるものと、それでも燃えないものと、そして自分自身で燃えるものとがあります。つまり、火を近づけると燃え上がる可燃性のもの、火を近づけても燃えない不燃性のもの、自分で勝手に燃え上がる自然性のものと、物質は三つに分かれるのではないかと思います。人間も同様です。ものごとを成そうとする人は、自ら燃える人でなければなりません。それは、熱意、情熱が、ものごとを成就していく基本となるからです。火を近づけても、エネルギーを与えても燃えない者、つまり多少能力はあったとしても、ニヒルで、少しの感受性も持たず、感動することができない人は、ものごとを成し遂げられない人です。せめて、燃えている者の周囲にいるときは、一緒に燃え上がってくれる人であってほしいと思います。しかし、我々にとって本当に必要な人は、自ら燃え上がる人です。さらに言うならば、自ら燃え上がり、そしてあり余ったエネルギーを他にも与えることのできる人こそが集団にとって必要です。」


何回も、かなり何回も読ませていただきましたが本当に本質をついていると思います。

人の配置を考えるときの基準の一つになりますし、現にうちの今の3つの店舗の長をイメージすると自ら燃えています。

稲盛さんのいつも説かれる「考え方」が「能力」などよりも圧倒的に大切ですよというものが十分に入った内容ですし、僕はその通りだと感じます。

そうですよ、炎の大小はさまざまあっていいと思います。勢いもそれぞれ、色も赤やオレンジや黄色とか同じ暖色であればいいと思います。

着火はしてあげますので、とくにうちの社員は自分で燃えてほしい。どんな火でも。

燃えてそれぞれの今日や明日、またそれぞれのいろんなものを成し得てほしいと思います。

特に今日、感じたのでご紹介させていただきました。



明日からホームページが変わります。

Facebookとの連動はなくなり、ブログとTwitterで新たな「つみかさね」を作っています。

たくさんの皆様、いつも読んでいただきありがとうございます。これからも自分のありのままを書いていきますのでどうかよろしくお願い致します。


posted by orangeknight at 15:33

2014年02月19日

オレンジナイトの求人条件

求人に対して、ありがたいことにたくさんのご応募をいただきます。

ほとんどの方が言われるのは「ホームページをみた」「ブログをみた」「求人内容のコメントが気になった」です。

ちなみに「求人内容のコメント」とは多くの会社はハローワークなどの条件の所も軽く記入し、けっこう大きくある備考欄は空白らしい。

僕は項目はびっしり、備考欄は書ききれないくらいのメッセージを書いています。

数行の備考欄ですが、ここが勝負だと思っています。

昨日、会社でもそういう話をしました「年賀状をいただきますが、手書きで一言コメントがあれば読むでしょう。印刷だけの年賀状は記憶に残らない」ということです。

今年は世間は景気が回復しているらしく、大企業が多くの人を採用します。

彼らは不景気になればすぐにリストラの名目で首切りをするんですが、今はガンガン採用中で我々小さい会社にはますます人が集まりにくくなるのです。

その中から人を集めようと思えば普通にやっていてもダメ。

少しで良いので工夫をしないといけませんし、相手も人生がかかっています。真剣に選ぶでしょうし、こちらも真剣に来てほしいと伝えないといけないと思っています。

オレンジナイトの募集要項には「経験、年齢、資格、性別、学歴一切不問」と書いています。

そんなものうちで一緒に成長したら良いと思っていますし、東大の人がうちにくるはずはありませんし、中卒でも高卒でも心がある人が僕は大好きです。資格は持っていて損はしませんがそれでご飯は食べられません、年齢なんて人それぞれ、性別なんて男女の二つしかありませんし、全てこだわりません。

経験者もいれば異業種からの転職もいるのでいろんな知恵を持ち寄れる。これは3〜4人では体現できませんでしたのでありがたいことだといつも感じています。


ただ一つ、これはあってほしいと願うのが「努力できる才能」。

いろんなセンスや才能、スキルがありますが僕はこれが最重要だと昔から思っています。

この才能は個人差があるとは思いますが、無い人がいます。

これが無い人は伸びません。スキルがありスタート地点が高くても必ずいきづまります。

ウサギとカメの話のようにコツコツコツコツやった人が最後は必ず勝つからです。

なかなかこの才能は急についてきませんし、教えられるものではありません。

オレンジナイトでは唯一「努力できる才能」を持っている方を望みます。


努力はなにものにも勝ります。

普通の人でも努力をいっぱいしたら天才には勝てる。

僕の信念であります。お待ちしています!




posted by orangeknight at 09:13

2014年02月18日

月次の試算表への想い

会社をはじめて3〜4年くらい経ったときに、どこからかは忘れましたが「会社の決算は年に一度の決算でヨーイドン、こうなりました、ではなくて、毎月の途中経過を知らせてもらったほうがいいよ」というのを聞きました。

税理士の先生にはお願いしていましたが、経営は独学でやっていたものでそんな存在を知らずにいました。恥ずかしながら。

毎月とまではいきませんが、二、三ヶ月に一度、毎月の経費とか粗利などは把握していたので、自分でノートをつけて大幅にぶれていないかだけ確認していました。

僕は結婚してからも一度も小遣い制になったことはありません。結婚は独立するまだ前です。

お金の管理は自分でしたいのと、できるという自負があり、当初から自由にしていました。もっとも妻は妻で、僕に小遣いをもらうのではなく、彼女も自由にしていました。自由といってもしれていますが、身分相応にしていました。

そういうこともあり、お金の収支の感覚はあると思ってはいるんですが「毎月の途中経過」を知らせてもらえるなら欲しいなと思ったものです。

僕は理解できていませんが、会計上と税法上は同じお金の動きでも結果が異なるらしいので、僕のお金の感覚では必ず結果に誤差がでます。

なので数年前、当時の顧問税理士の先生にその事を言いましたが「わかりました」の返事だけで変化がみられませんでした。

僕は僕で今でこそ経営に専念させてもらえる環境をいただけましたが、当時は昼は営業、そして夜は経営でしたのでこちらの用意する書類の準備もいつも揃わず、結果のびのびになっていました。経営速度が遅すぎました。

そういったなか、目指すべき方向性のズレを著しく感じたので、一年前に顧問税理士を今の先生に変わってもらいました。

初対面から今の先生は素早く、頭の回転が良く、僕は仕事のパートナーとして「質問したことに間髪入れずに応えられる人で、僕と性格が似ていない人が好き」なのでとても好印象をもったのを覚えています。

こういう先生に指導を受けて自分を磨かなければ、そしてオレンジナイトの財務状況を完全に整理して強い会社を作らねばと思いました。

会社の経理もほとんど機能していなかったのを、この一年間で改善しました。

まだまだよその会社に比べると未熟でしょうが、山﨑も村中も本当によくやってくれ信用ができます。

そして、今年になってから月次の試算表、貸借対照表がでるようになりました。

前の月の税務上の状況と今期の通年の途中経過を試算して出してもらえるようになったのです。

今の顧問税理士の事務所の方にも毎月毎月忙しい中会社にきていただき、パソコンソフトの使い方や様々なことを教えていただきました。いや、これからも教えていただかないといけません。

やっと、遅れて遅れてしていた経理関係が動きだした気がします。

この書類が欲しかった。

試算ですし、僕の感覚ともまだそんな誤差はありませんがこれから必ず把握できなくなることがあります。

数字上でしか知らない情報が現れてきます。

ただの紙切れですが、いろんな人の力でいただけるようになったこの紙。

今回で2回目です。ただ単純に嬉しいです。

今期からもっと骨太の会社を創るぞ!
posted by orangeknight at 13:20
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