社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年02月15日

先祖の余徳

僕は今この本を読んでいます。

北尾吉孝氏の「出光佐三の日本人にかえれ」という著書です。

百田尚樹氏の著書「海賊と呼ばれた男」で主人公として登場していた出光佐三氏(ガソリンスタンドで有名な出光興産の創業者です)に感動し、こちらも以前からすばらしい著書を出されている北尾吉孝氏が、出光さんについての本を書かれているので読まないわけにはいきません。

まだ途中なんですが、得るものばかりの中、衝撃を受けた内容がありました。

それは出光さんのお言葉を北尾氏が紹介している中でのもので、この価値観をご理解されている方もたくさんおられると思いますが、僕は初めてで、繰り返しになりますが衝撃と改めの心が生まれました。

「先祖の余徳」

簡単に言いますと、祖先に徳を施した人があると、その余徳を受けて子孫が幸せに一生を送れるという意味です。

出光佐三氏は40代の時に、ある姓名をみる人に「あなたは非常に運が良く生まれている。それは先祖の余徳を受けているからだ。だからあなたは何をやっても運がいい。それであなたがいいことをされれば、その余徳は子孫に伝わっていく。もし悪いことをすればあなた一代で余徳は消える」と言われたらしいです。

それで氏は尚一層素晴らしい生き方をされたらしいですし、大切な子どもである社員たちにも伝え、彼ら彼女らが次へ伝えるようされていったとのことです。

僕は考えを修正しようと思いました。

僕は自分で自分のことを運が良いと思っています。何かするとき、まず良い方向に風は吹きます。もちろん感謝しています。

しかし、これを日頃の自分の行いを神様が見れくれているからだと思っていました。

だから正直にしないといただいている運などすぐに消えてしまうと思っていました。

自分のまわりにおこる良い事も悪い事も自分が巻き起こしたことであり、自分に原因があると。

しかし、それだけではないことを知りました。

もちろん自分の行いは変えるつもりはありませんが、自分だけの力ではないことを知りました。

まわりの人々に助けてもらっていることにしか感謝の気持ちが向いていませんでした。

先祖の余徳など思いもよりませんでした。

すごく浅はかな自分がいたと。先祖というものはそういうものかと知りました。衝撃でした。感謝の気持ちが少ないのと未熟ですね。

今日からもっと考え方を変えて生きたいと、そして僕もそれを自分だけで終わらせないようにしていく事を真似をしようと思いました。

先祖の余徳か…。
posted by orangeknight at 09:28

2014年02月14日

経営組織、組織図は奥が深い

昨日のセミナーは「経営組織」という内容でした。

いきなりですが、皆さんは組織図は何のための道具だと考えられますか?


正解は「人と役割についての重要事項を書面一枚で伝える道具」だそうです。


これって深いですよね。

書面一枚というのがキーワードでしょうし、組織図一つで人はやる気にもなればその逆もある。

重要事項はと言いますと、部門の名前や機能にはじまりポスト、役職、人員構成、指示系統、社長の意向、目標、など本当に書面一枚で何枚分の書類を凌駕する力をもっているなと改めて思いました。

オレンジナイトにも組織図がありますが、今もまだ人数も少ない会社なのですが、一番最初の本当に数人の時から組織図は作っていました。

兼務だらけの超シンプルな組織図でしたが、高さや繋がりにはこだわり、想いは入れたそれを作ったつもりです。

組織図についてガツーンとひらめいたことがありますので、次の店を出すまでに改正したいと思いました。


そしてたくさんあった中からもう一つ「人選を間違えたと悟ったら、すぐに反省し、すぐに入れ替える」ことの重要性。

これは非常にやりづらいことですが、これができない経営者は失格です。僕は自分自身にも戒める意味でそれができない経営者、上司は偽善者だと思っています。

いわゆる「良い人」でいたいなら、人の上にはたったらいけないと考えています。

そして、ドラッカーはこう言ったそうです。

「ポストを任せて3ヶ月したら、この3ヶ月で何をしたか聞く。そして、これからやることは何かを聞く。この2つの質問に応えられない者はそのポストに対して不適正である」と。

この言葉の意味を僕は僕なりに考えてみました。

完全ではないでしょうが本質を考えてみました。


いつもながらセミナーは勉強になりますし、オレンジナイトにとってかなり有意義です。お金もかかりますが、十二分に元はとっていると感じます。

教材を帰ってきてみ返すだけで次から次にいろんな案が浮かびます。












posted by orangeknight at 21:58

2014年02月13日

消費税増税後はチャンス!

毎日いろんな取引先をはじめとした会社関係の人と話をさせていただきますが、皆さん「4月以降はどうなるんでしょうね」と言われます。

もちろん消費税が8%に上がった時の消費の動向の事を気にされての発言です。

「前回3%から5%になったときもしんどかった」とはみなさん共通の認識です。

もっとも僕は当時の記憶は全くなく、取引先のある方曰く16〜17年前らしいので僕は20歳だったようです。

当時は自分のことでいっぱいいっぱいで、働きもしていないので、世の中の動きに関心がないのと影響がなかったんだとは思いますが、今回はそうはいきません。

そんなに消費は冷えるものなんでしょうか。

建築業界も今はおそらくどこも忙しいと思います。とにかく3月末までに完工させないといけない現場はうちには溢れていませんが、世の中にはごったがえしているのが現状です。

新築などは補助金などの政府の政策で、4月以降の契約のほうがお得なケースも往々にしてあるんですが、とにかく8%になる前にということを社会全体で宣伝しているものですから、今は受注よりも建築ラッシュ、建材と職人がかなり困窮しているのは事実です。

受注と工事は少しのタイムラグがありますので、4月以降も工事はあると思います。あるように頑張ります。

でも、消費税が上がってからの消費は受注はそんなに冷え込むのでしょうか。

僕は初めてなもので分かっていないのかも分かりませんが、何かとても楽しみなんです。

そこでピターっとお客様からのお問い合わせがなくなるような気もしませんし、むしろチャンスだと思います。

企業間の市場争いは僕は競争なんかではなく戦争だと思っています。

勝つか負けるかだと思っています。

この消費税増税をガラガラポンだとイメージすると、その戦いが加速するのは目に見えています。

ここで無策だったり、戦略を間違えると一気に奈落の底に落ちていく。しかし、逆を返せば世の中がガラガラポンしてくれるおかげで勝てないものにも勝つチャンスが大きく与えられたと感じるのです。

平穏な社会では既得権益を守ればやっていける会社がいくつも存在し、静まり返った状態で風を起こすのは非常に難しいことですが、もう少しで風が吹く。

この風に乗って弱いものが強いものに向かっていけば勝機は格段に上がる。

チャンスです。もう上がると決められた消費税。あと2ヶ月もありません。

本当の風がオレンジナイトに吹くのはそこからだと感じています。


7月までの計画が昨日完成しました。

僕は現在まで年間の計画をたてた事は一度もありません。

将来は必要かもわかりませんが、今は必要ないと思っています。

決めたことをスピーディーに進める。これがベストで軽快だと感じています。4月以降も負ける気がしません。


もっとも、決めたことを、そのまますぐに進めてくれる会社の人間が何人もいるおかげで負ける気がしないというのが本当のところですけど。
















posted by orangeknight at 15:33
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