社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2012年08月23日

現場まわり始めます

画像先週の土曜日の協力業者会で「来週から僕は現場をまわっていきます」と宣言していまして、本日から開始しました。

目的はまず第一に、最近僕は以前のように営業をしていないので、必然的に自分の担当現場というものがなくなってきています。

それにともなって「現場」というものと疎遠となり、感覚が鈍ってきているはずです。自覚はないんですが、毎日最前線で営業をしている社員と、毎日最前線で工事をしている職人の気持ちがわからなくなったら終わりだと思います。

それとともに、現場での安全と顧客満足の向上に努めたいからです。

最近その意識が特に強くなってきました。なってきたというか、僕自身がもっと変わろうと意識して今は正直言いまして、まだ自分を創っていっている段階です。

今までおかげさまで大きな事故は一件も起こっていません。大きなどころか、事故自体がないです。

でも僕はいつか事故がおこる気がしてなりません。なぜかはわかりませんが、もっともっと安全に対する意識を高めないと怖いんです。

それで、現場にでて気付いた事を言っていこう、何かみつけて改善していこうと思っています。

それと顧客満足、工事が終わったお客様にアンケートのハガキを送らせていただいてるんですが、ありがたいことにたくさん返信いただけています。

その中に、これこれこういう事は改めたほうがいいのでは?とか、こういうところが工事は終わったものの不満です、と書いていただいているものがあります。

そういったものを僕が現場に行く事により、改善していきたいと考えています。

絶対に悪いことではないと思いますし、その現場からヒントをいただきその現場はもちろん、全体の底上げを必ずしようと考えています。

職人のみんなと直接話しをするのも楽しいです。ここ四ヶ月くらい機会が減少していましたので、いろんな意見を聞かせてほしいです。

いくら忙しくなっても現場にはこの仕事をやめるまで行くことを誓います。必ず!

写真は姫路市四郷町の現場です、「社長がきたら写真ばっかりとられて~かなわんなぁ~」と喜んでくれました(笑)。
posted by orangeknight at 11:15

2012年08月22日

今どき安泰はないですね

最近、連日新聞の紙面にシャープのリストラに関する記事が載っている。

5000人の人員削減を今年度中に計画していて、まず3000人の希望退職者を募るらしい。本社に勤める1500人の従業員は1000人に減らす方針とのこと。

活字で見るだけですと完全に人ごとですが、当事者の方々の気持ちになると大変だなぁと感じます。

仕事をきちんとしない、能力が低いというような人なら、辞めてくれというのになんら同情の余地はありませんし、むしろ当然でしょうが、経営悪化につきリストラ、というのは本当にかわいそうな話です。

1500人が1000人になると、あきらかに隣にすわっていた同僚がいなくなります。

自分の会社で想像したらとても寂しい光景ですもんね。

たしか五年前、シャープの太陽光のセミナーに参加すべく大阪の会場に行きました。

とても頭もよく、できそうなシャープの社員さんがみんな黒いスーツを着てパリっと並んでいたのを記憶しています。いわゆる一流企業というような雰囲気で、会社のもつオーラを感じました。

数年前のことですが、当時、太陽光発電といったらシャープというような流れでした。

五年前、うちの会社は作って間無しで、実績もなく僕は太陽光発電のパンフレットを下さい、と言ったのにもらえませんでした。

そして、シャープの太陽光発電を販売したければ、1000万円の供託金をご用意くださいといわれました。

パンフはもらえませんし、1000万もあるはずないし、うちには無理だと判断し、以来シャープとは疎遠となっています。

別に根にもっているわけではありませんし、実績で判断されるのは世の中あたりまえの事ですのでしょうがないんですが、全体的なシャープの高飛車感はやはりこうなった今から推察しますと経営責任ではないかなと感じます。

メーカーとして良いものを作り、確固たる地位を築いたんでしょうが、社風かも知れませんが中身の教育が後回しになったんでしょうかと思います。

これは経営者の責任ですし、こういうことの積み重ねが毎年の赤字につながるんだと思います。

結局、そういうところをきちんとしておかないと業績にじわじわ跳ね返り、とどのつまりは社員に行き着く。

それだけがリストラの理由ではないでしょうが、今どき大企業でも安泰ではない。僕ら中小企業はなお一層の引き締めと企業努力をしないと生き残れないと感じます。

経営状態が悪くなってのリストラは経営者の罪悪だと思います。


posted by orangeknight at 10:19

2012年08月21日

瓦を展示

画像画像昨日、姫路本店の玄関横に瓦の展示棚を作り、塗装が乾いたのをみはからい、先ほど瓦を並べました。

秋の台風シーズンにむけて、9月のチラシは「屋根と瓦」の特集です。

実際に実物をご覧いただけたらと思い、準備させていただいています。赤穂店にも瓦は既に搬入しています。

屋根の工事をさせていただいていて、昔のおうちは基本的に土が屋根に上がっているんですが、築30~40年くらいのおうちから、土を上げない工法が主流となっています。

10年以上前ですが、初めて屋根の工事を受注し、勉強のために職人さんに屋根の上に上がらせてもらったんですが、へぇ~と思った事があるんです。

それは、最近は違いますが、よくあるグレーや青の和型の瓦(普通の形です)は屋根に置いてあるだけなんですね。

たしかに、並べかたがあり、ほかの瓦の重みによってきちっと並んでいますが、固定はされていません。

僕は瓦は全てきちっと固定されているものだと思っていましたので、指一本でひょいと持ち上がるのを見せてもらった時、驚いたのを今も鮮明に覚えています。

阪神や東日本の震災を経て、現在は瓦の裏側にロックのかかるものや、非常にずれにくいものが主流となっています。

また、形も平たい「平板瓦」から「S形瓦」など形もさまざまになってきて、瓦ってけっこう奥深い作品だとおもいます。

僕の家は、丸栄陶業という会社が製造している、栄四郎瓦の「カパラスKS40 銀いぶし」という瓦を葺いています。

お客様のおうちで、色は違うんですがカパラスを葺かせてもらい、瓦がずらっと並んでいるのを斜めから見た時のラインが好きで、自分の家でも使いました。

いぶしの良い色とシルエットがとても気にいっています。

手にとっていただけるようにいたしますので、ご関心があられましたら姫路、赤穂店どちらでもぜひお越し下さいね。
posted by orangeknight at 09:26
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