昨日の夜、娘と二人で飾磨のリバーシティーに買い物に行きました。その道中の話。
車に乗ってしばらく、娘が大声で叫びました。
「赤は止ーまーれー!」
僕は急に叫ばれビクッとなりました。3歳の甲高い声でキーンと叫ばれ、赤信号なので徐々に速度を落とそうとブレーキを踏みかけたときだったと思います。娘は遠目に信号が見え、叫んだんだと思います。
どうやら先日、妻に信号の意味を教わったらしく、言いたくて僕に披露したということらしいですが、たのむから普通の声で言ってくれよと思いました(笑)。
そして、ここからなんです、話がややこしくなったのは…。
僕が「えらいなぁ~、信号の意味知っとんやな、んじゃ青は?」と聞くと娘が得意げな顔で言いました。
「す~す~め!でしょ」と。
僕は一瞬迷いましたが、いや、ここで曖昧なことを教えると三つ子の魂百までと言いますし、先で禍根を残すと思い「違うで、青は進んでも良い、やで」と言いました。
娘は約1秒考え、リセットされたかと思いきや「違うー!青はすーすーめでしょ!!」と口を尖らせて言ってきました。
僕もかわいい娘のためです、心を鬼にして「青は進んでもよいやで、絶対に進めということではないんやで」
「違うー、「良い」じゃない、「良い」じゃないー」と血相を変えて怒っていました。
こうなったら次の瞬間には泣き出すのがいつものパターン、予想通り大声で泣き出しました。
「うぇーん、うぇーん、マ~マが、マ~マが、うぇ~ん」ママが青は進めって言ったのになんでパパは違うことを言うんよーとばかりに泣いていました。
僕も運転しながら「なんぼ泣いても青は進んでも良い、進みなさいではないよ」と言い続けたので娘は着くまで泣いていました。
到着し、泣き止まないので抱っこして店内へ、そして娘がアンパンマンの子ども用のカゴを乗せる乗り物を見つけ「乗りたいー」と言ったので乗せるとようやく機嫌が直りました。
ニコニコしてまるで何事もなかったかのように買い物をしました。
買い物が終わり、アンパンマンの乗り物(正直、この車を押すのは少し恥ずかしかったです)を元の場所へ戻し、再び車に乗りました。
そして第一声娘が言ったこと「パ~パ、青は何ですか~?」
僕も心の中でまだ覚えとったんか、ま~今日のところはええか、と思い「青は進め?」と聞くと娘が勝ち誇った顔で言いました。
「青は良いーでしょ!、すーすーめじゃなくて良いーじゃないか」と変な語尾までつけて大声で引き笑いしていました。
「はいはい、分かりました」というと「はいはい、わかりましたよ、へ~じおじさん」とアニメの名探偵コナンの台詞で応答してきます。
もう訳も分かりませんが、僕の言うことは全くききません…。
2013年03月26日
「青はす~す~め」
posted by orangeknight at 18:11
2013年03月25日
ズタボロが美しい
昨日、大相撲の雅山関が体力の限界を理由に引退しました。大関までなった人で、最近ではお茶目なキャラで人気もでていたと思います。
今場所は東十両の9枚目まで落ちていて、3勝しかしていませんから、来場所は幕下陥落が濃厚となっていました。
補足ですが、幕内と十両は関取と呼ばれ、いわゆる一人前なため、お給料も出ますが、幕下はでません。稽古のまわしの色も十両以上の象徴である白ではなく黒ですし、着物や履物からあらゆることが全て差がついています。実力の世界ですから。勝敗は15番勝負なんで、3勝でしたら12敗しています。
大関までなって、僕はよくここまで頑張ったなと思います。すごいことではないかと思います。
一度上がった地位より下がってからナニクソと思って頑張ったんだと思いますし、「大関っ」て呼ばれていた人がですよ、大関ではなくなって名前で呼ばれたときに感じる気持ちって何か痛いほどわかります。
悔しい気持ちもあったでしょうし、周囲も気を使うもんで余計に空回りするんですよね。
でもそういう経験をした人って他人に対してそれまでより優しくなれると僕は感じています。
それとともに、美しいと感じるのが「本当の限界まで続けたこと」です。
僕はこういう引退に美徳を感じます。
人それぞれあるでしょうが、僕は余力を残して第2の人生を迎えるのは嫌です。
まだまだ走れるうちに引退するサラブレッドに何の美学も感じませんし(馬なので本人には何の責任もありませんが)、テレビの世界だけでなく、一般社会でも最近そんなの多くないですか。
やはり、美しいのはズタボロになって続けること。
スマートに適当にやって8勝7敗よりも、全力ガムシャラにやって5勝10敗のほうが好きです。
この世の中、結果が全てのことは多分にありますし、僕もよく社員に言います。しかし、本質は過程を追求し追求しているからこそ結果を求めるのです。
結果オーライ的成功体験など僕にとってはなくても良いものと思っています。
限界までやったときにでる雅山関のあの涙、美しいと感じます。
そんな涙を流さないといけませんし、熱い生き方をしないと、そしてそんな涙を流したいと思います。
うん、やはりそういう生き方しないとな、そういう仕事をしないとなと切に感じました。
頑張って頑張って、ズタボロになって、やっとつかんだこの1勝、勝ったときに涙がでる仕事していきたいですね
今場所は東十両の9枚目まで落ちていて、3勝しかしていませんから、来場所は幕下陥落が濃厚となっていました。
補足ですが、幕内と十両は関取と呼ばれ、いわゆる一人前なため、お給料も出ますが、幕下はでません。稽古のまわしの色も十両以上の象徴である白ではなく黒ですし、着物や履物からあらゆることが全て差がついています。実力の世界ですから。勝敗は15番勝負なんで、3勝でしたら12敗しています。
大関までなって、僕はよくここまで頑張ったなと思います。すごいことではないかと思います。
一度上がった地位より下がってからナニクソと思って頑張ったんだと思いますし、「大関っ」て呼ばれていた人がですよ、大関ではなくなって名前で呼ばれたときに感じる気持ちって何か痛いほどわかります。
悔しい気持ちもあったでしょうし、周囲も気を使うもんで余計に空回りするんですよね。
でもそういう経験をした人って他人に対してそれまでより優しくなれると僕は感じています。
それとともに、美しいと感じるのが「本当の限界まで続けたこと」です。
僕はこういう引退に美徳を感じます。
人それぞれあるでしょうが、僕は余力を残して第2の人生を迎えるのは嫌です。
まだまだ走れるうちに引退するサラブレッドに何の美学も感じませんし(馬なので本人には何の責任もありませんが)、テレビの世界だけでなく、一般社会でも最近そんなの多くないですか。
やはり、美しいのはズタボロになって続けること。
スマートに適当にやって8勝7敗よりも、全力ガムシャラにやって5勝10敗のほうが好きです。
この世の中、結果が全てのことは多分にありますし、僕もよく社員に言います。しかし、本質は過程を追求し追求しているからこそ結果を求めるのです。
結果オーライ的成功体験など僕にとってはなくても良いものと思っています。
限界までやったときにでる雅山関のあの涙、美しいと感じます。
そんな涙を流さないといけませんし、熱い生き方をしないと、そしてそんな涙を流したいと思います。
うん、やはりそういう生き方しないとな、そういう仕事をしないとなと切に感じました。
頑張って頑張って、ズタボロになって、やっとつかんだこの1勝、勝ったときに涙がでる仕事していきたいですね
posted by orangeknight at 16:06
2013年03月25日
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http://shikama-uozumi.at.webry.info/
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posted by orangeknight at 00:00
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